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Projects

自然農園 森の土

耕作放棄地を豊かで清浄な農地に戻す取り組み

12年間放置され、荒れ果てていた江南区沢海の耕作放棄地

大量に散乱していた農業ハウスの残骸やビニールマルチなどのゴミを拾い集め、手入れすることで、キノコが生える清浄な菜園になりました。

 松林になっていた西区五十嵐3の町の海岸砂丘の耕作放棄地

    松や雑木、エノキの大木を伐採し、ツタやノイバラを引き抜き、果樹の苗木を植えました。

 炭を農地に施し 肥沃な土壌を育む取り組み
 
 荒廃した農地に手入れをし、肥料も農薬も使わずに豊かな実りを約束してくれる肥沃な土壌に変えて、次の世代に引き継いでいくことは、農業を営む私たちの重要な使命の一つだと考えています。
 自然環境の中では、山が崩れると、表土が失われ、草一本生えない荒地になります。やがてそこに痩せ地にしか育たない種類の草が生え、それらが毎年枯れ積もり、土壌は徐々に肥沃になっていきます。荒地は草原に、そして林に、やがて豊かな森林へ、しかし、その過程には数百年という永い時を要します。
 しかし農業の現場では、痩せた土壌を肥沃にするために数百年もの時間をかけることはできません。この問題を解決する手法を、アマゾンの奇跡の土「テラ・プレタ」に見ることができます。
 手入れされず放置された里山や、林となった耕作放棄地の木々、荒れた竹林の不要な竹、野焼きされるもみがらなどを炭に変え、農地に施すことで、肥沃な農地に変えて将来に引き継いでいくとともに、地球環境の保全を両立させる取り組みです。
 アマゾンの土はとても痩せていて、森林を焼き払って開墾しても、一作しか栽培できません。ところがテラ・プレタと呼ばれるアマゾンの黒い土は全く手入れをしなくとも豊かな収穫を続けることができる地球上で最も肥沃な大地のひとつとされています。
 テラ・プレタは炭の含有量がとても多く、平均50t/haも含まれており、様々な集落跡で見つかるため、人工的に作り出された土壌だと推定されています。
 木炭で地力を強化した土地では、作物の収穫量が200%から300%増加すると予想されています。温室効果ガスの人為的な排出量の8分の1は農業によるといわれており、テラ・プレタは持続可能な農業のモデルとして、砂漠化した土地の農地利用や気候変動緩和など、数多くの21世紀の問題を解決する手法として期待されています。

荒廃した竹林を整備し、竹を有効活用する取り組み

様々な農業資材はやがて老朽化してゴミと化し、農地に埋められたり、不燃ゴミとなって処分場に持ち込まれます。手入れされなくなった竹林を整備し、不要な竹を農業資材として有効に活用し、老朽化したら炭化して土づくりに活用する、テラ・プレタプロジェクトとの連携プロジェクトです。

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